家づくりを進めていく中で一番ワクワクするものって何?
そう聞かれた時、みなさんは何と答えますか?
きっと『プランニング(設計)』と回答される方が多いのではないでしょうか(((o(*゚▽゚*)o)))
プランニングは住み心地を左右するとても重要な作業の1つです。
『こんな家に住みたい!』『こういう感じが好き!』などなど、誰しも新居に対する『理想や夢・叶えたいこと』がたくさんあると思います。
今はSNSなどでもたくさん素敵な建築事例が上げられていて、『コレいいなぁ!』『こんな風にしたいなぁ!』と、要望も具体的なものが細かくある方も多いのでは(*^^*)
しかし、それらを全て叶えようと要望に詰め込んでしまうと・・・
『住み心地を損なった』り、『予算が大幅にオーバーしてしまった(つД`)ノ』ということが確実に起きてしまいます。
でも、『せっかく家を建てるんだったら夢を叶えたい!』ですよね?
そこで、プランニングの際に『どんなことに注意すればいいか』・『どのように考え伝えれば良いのか』を、これからお伝えしたいと思います!
まず、みなさんに1番最初にしていただきたいこと。
それは、『叶えたいことに優先順位をつける』ということ!
思いつくままに、新居で叶えたいことを書き出してみてください。この際、せっかくなので何個でもあるだけ書き出しちゃいましょう♪
そして、そこから優先順位をつけていきますヾ(๑╹◡╹)ノ"
さて、どうでしょうか?
一番最初に優先順位をつけたものと、優先順位最後の番号のものを見比べてみてください。
きっと、『確実に叶えたい!』と思っているものが明確になっているハズです!
本当にご自分(ご家族)が必要としている要望かどうかを、しっかり見極めていきましょうᕦ(ò_óˇ)ᕤ
これは勉強会でもお話しているのですが、みなさんは間取りを考える時、どのようにお部屋を思い浮かべますか?
きっと多くの方が、『リビングは◯畳くらいかな??』といった感じではないでしょうか。
私も皆さんと同じく、当たり前のように『畳数』で間取りを思い浮かべていました。
しかし畳数で間取りを決めていくと、確実にプランニングに無理が生じてしまうことをみなさんはご存知でしょうか?
さて、一体なぜプランニングに無理が生じてしまうのか??
ここで分かりやすくシミュレーションをしてみましょう☆
みなさんが設計事務所に所属する『建築士』という設定でシミュレーションを進めていきたいと思います。
準備はOKでしょうかヾ(๑╹◡╹)ノ"?
ある日、みなさんの設計事務所にお客様が訪ねて来られました。
土地有り(50坪)で、建物は30坪くらいでお考えとのこと。
それでは、どのようなお家をご希望か伺ってみましょう。
『リビングは広々が良いから20畳以上は絶対欲しい!』
『主寝室は8畳!』
『子供部屋は3部屋で各6畳は絶対必要!』
『小上がりの和室は6畳で』
『お風呂は子供たちと入るから2坪(4畳)はあったほうが良い』
ふむふむ・・・なるほど。これら全てを叶えようとすると、かなり広いお家になりそうです。
お聞きした部屋の畳数をすべて足してみると・・・
20+8+(6×3)+6+4=56畳
これを坪数に直すと、
56÷2=28坪!
なんと言うことでしょう!!すでに希望の部屋だけで坪数いっぱいの状況ですΣ(・□・;)
ご要望に上がったもの以外にも、生活をする上で欠かせない部屋はたくさんあります。
トイレに洗面所、ランドリールーム、キッチンにダイニング、収納も必要ですね。
(2階建て希望なら、階段スペースも!)
もしマイカーを所有されているなら、駐車スペースも必要です。
Q:さて、ここで問題です。
お客様のご要望以外にも、必ず設計に組み込まないといけない部屋はたくさん!
ご要望を全て叶えると、残っている畳数はたったの『2畳』Σ(゚д゚lll)
でも、無いと生活に困る大切な部屋ばかりです。
この必要不可欠な部屋たちをご要望も全て叶えてプランニングに組み込むためには、一体どうすれば良いと思いますか?
「そんなの無理に決まってる!」「出来るワケない!」
そう思われた方、大正解です!!
そうなんです。どう考えても無理ですよね( ;∀;)
このように『何畳』で要望を伝えてしまうと、プランニングに自由が効かなくなり、
『住み心地の良い家』とは程遠いものになってしまう可能性が高くなることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
では、どのように要望を伝えれば理想の家に近づけられるのか。
それは・・・
せっかく家を建てるのなら、誰しも『快適に楽しく暮らしたい』と思うもの。
みなさんが新居で『どんな風に過ごしたいか』・『どんな暮らしがしたい』のかを考えてみましょう。
例えば、現在の住居で不便に思っているところはありませんか?
特に賃貸は最初から間取りが決まっていて、そこに自分たちの生活を合わせていかなければならないので、
不便だと感じてしまうところも多い傾向にあると言えます。
・キッチンが使いにくい
・洗濯をしてから干すまでの動線が不便
・コンセントが欲しいところに見当たらない
・夏暑くて冬寒いのがイヤ!
(↑『え?家は夏暑くて冬寒いものでしょ?我慢するなんて当たり前の世界でしょ?』と思われた方、それは違います!
現在推奨されている高性能住宅では家の中の温度がほぼ同じに保たれるため、寒いも暑いも『我慢しなくて良い』のです!)
上記のように、思い当たるところを探してみましょう。
快適な暮らしのためのヒントは、実は現在不便に感じていることにも隠されています!
次に、新居での過ごし方・暮らし方を想像してみましょう♪
・子供が部屋に籠るのではなく、家族みんながリビングで過ごせるような家がいいなぁ
・キッチンから家族の様子を見渡せるといいなぁ
・『洗濯→干す→片付ける』の家事動線を流れるようにしたい
・家族みんな読書が好きで本が多いから、大きな本棚が欲しいなぁ などなど
理想の過ごし方・暮らし方は家族それぞれで違うのも。
新居での生活で、『何をどうすると楽しい!快適!』なのかをご家族でお話ししてみると楽しそうですね♪
そして、すでにご自分の気持ちの変化にお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが・・・。
『何が何畳』で間取りを考えていた時よりも、『どんな暮らしがしたい』かを考える方が楽しいと思いませんか?
そのワクワク感も、大切にしていただきたい家づくりのポイントです!
楽しみながら家づくりが出来ると、家に対する愛着も素敵な思い出も増えます☆
家族で過ごす大切なマイホームだからこそ、愛着のあるものにしたいですよね♪
『どんな風に暮らしたいか』が明確になれば、自ずと必要な畳数も見えて来ます。
『それはどう言うこと??』
・・・気になりますよね(((o(*゚▽゚*)o)))
ではここで一つ、例を挙げてみましょう!
【本当にその畳数が必要なのかを、もう一度考えてみる】
たとえば、寝室の広さは8畳とのご要望でした。
では、みなさんはいつも寝室でどのくらいの時間を過ごされるでしょうか?(就寝している時間は除く。)
きっと就寝中を除くと、そんなに多くの時間を過ごす場所ではないことに気付かれたのでは。
そうなんです。寝室は書いて字の如く、『寝るための部屋』なのです!
見方を変えると、寝るための部屋にそこまで面積を割かなくていいのでは?と思えてきませんか?
ご自分がその部屋で『どのように過ごすか』が『暮らし方』に繋がっていきます。
一呼吸おいて一度考えてみることで見えてくるものがあります!
畳数で考えるのではなく、ぜひ『新居での過ごし方』を思い浮かべながら、そして楽しみながら☆
本当に必要なものをピックアップしてみてくださいね♪
*まとめ*
『プランニングで大切なこと』それは、
①要望を整理して優先順位をつける(『新居での過ごし方』を想像しながら楽しく♪)
②設計士や工務店に要望を伝える際は、畳数ではなく『こんな風に暮らしたい』を伝えるとgood!!
*畳数はプロにお任せし、制限をつけない方が確実にいいプランニングに繋がります*
例:『リビングは絶対25畳以上欲しい!』ではなく→『家族みんながゆったり過ごせるように、広めのリビングがいいな』といった感じで♪
家づくりを楽しく進めるためには『ワクワク』する気持ちを大切にすることも重要なポイントです(*^^*)☆
家づくりにはたくさんの工程があり、もしかしたら大変に思うこともあるかもしれません。
でも、そんな時は新居での生活を想像しながら、不安があれば家づくりのパートナーである工務店さんにその都度相談して、『楽しみながら』をモットーに進めていただければと思いますヾ(๑╹◡╹)ノ"♪
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家づくりでは、”自分でしっかり選ぶ” ということがとても重要なキーワードとなります。
そして、”選ぶ” ためには『知っている』ということが必要不可欠なのです。
家づくりで失敗や後悔をしないためにも、ぜひ『正しく知る』ことからスタートしましょう!
弊社が開催している【住まいづくり教室】では、お家づくりの第一歩として知っておきたいポイントや判断のコツをご案内しています。
家づくりに興味のある方、いつかマイホームを持ちたいとお考えの方、
ぜひお気軽に【住まいづくり教室】へご参加ください♪
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